第14回「バスまつり写生大会」(同実行委主催)が13日、岡山県津山市大谷のJR津山駅北口広場を出発点に開かれ、親子連れ12組31人が津山市内と近隣を走る路線バスのスケッチと見学を楽しんだ。
参加者はバスに乗車して大田のリージョンセンター駐車場へ。到着すると子どもたちは、ピンクや白色を基調とした車体が特徴の「中鉄北部バス」の車両2両を見ながらに早速描き始めた。鉛筆で細部まで描写、絵の具で塗って色鮮やかに仕上げるなどそれぞれ個性豊かな力作を完成させた。
同バス会社の東一宮車庫では、運転手や整備士の説明を受けながら、「置き去り防止装置」といったスクールバス車内に設置された機能や、エンジンルーム、車体の下部といった普段は見られない箇所を興味津々な様子で見て回った。
興味が湧いて参加したという佐良山小4年の松本優月さん(9)は「ピンク色のバスがかわいらしくて写生してみた。細かい部分を描きこむのは大変だったけど頑張って仕上げた」と話していた。
同行事は公共交通の大切さを感じ、親しみをもってもらおうと、中鉄北部バス、美作地区平和センター、市職労でつくる実行委が2010年から恒例で開催している。子どもたちの作品は複写して、8月27日から9月5日まで市役所1階ロビーや中鉄北部バス内に展示する予定。