バレンタインデー(2月14日)を前に、岡山県津山市内の百貨店や量販店などには特設売り場が設けられ、期間限定品のチョコレートを買い求める女性客らでにぎわっている。
新魚町の天満屋津山店はエントランスホールに17日から特設コーナーを設け、バラエティに富んだ約300種を品ぞろえ。
欧州ブランドでは、ゴディバ(ベルギー)やデジレー(同)、国内ブランドではゴンチャロフ、モロゾフなどの人気が根強いほか、有名ショコラティエ監修のプラリベル(同)や人気アニメとのコラボ商品も並ぶ。さらに、ウエハースで人気のバビ(伊)も初出展しており売れ筋となりそうだ。
また、31日から2月2日には限定出展として「クリスピー・クリーム・ドーナツ」がお目見えするなどチョコレートやスイーツを楽しめるコーナーになっている。
1500~2000円のパッケージの需要が高く、1人当たりの平均単価は約3000円。
美咲町打穴下から来ていた会社員・黒瀬かおりさん(58)は「かわいいパッケージがたくさんあって迷う。家族や職場に買おうと思って来ました」とにこやかに話した。
同店食品担当の内藤純さんは「バレンタインの楽しみ方も多様化していて贈り物の一方で自身や家族用の需要が高い傾向。バレンタインデー直前の連休が商戦のピークとなる」としている。