JA晴れの国岡山・津山統括本部管内(津山市、鏡野、美咲、久米南町)のハウスブドウの出荷が10日、岡山県久米郡美咲町の美咲ぶどうセンターで始まった。8月中旬以降の露地物を含めて11月中旬までに総出荷量の昨年越えを目指す。
初日は同町内で収穫されたピオーネ約350キロを集荷。1房約600~700グラム、糖度は基準値16度を超え、5キロ箱入りがフローラインで等階級ごとに選果された後、岡山、大阪、東京都の市場に向けて出荷された。
初出荷式では、同本部の藤井定弘常務が「農業を取り巻く環境は厳しい一方で、昨年は管内で過去最高売上を達成し、生産者の熱意と努力に感謝している。昨年以上の実績を上げ、さらに販路拡大を目指す」と関係者に呼びかけた。
同管内のブドウは、約360戸の生産農家がピオーネやシャインマスカットを中心に栽培。昨年の総出荷量は792トン、販売高約11億397万円となっている。