関西フィルハーモニー管弦楽団の団員による吹奏楽クリニックが11日、岡山県津山市山下の津山文化センターで開かれ、市内の中学4校の吹奏楽部員がプロの演奏家から練習方法や上達のこつを教わった。
13日に同所で開かれる同楽団のジョイントコンサートに合わせて企画され、部員を含めて約60人が参加。金管、木管、打楽器に分かれてレッスンを受けた後、首席指揮者の藤岡幸夫さんから合奏指導を受けた。
金管楽器は津山市出身の首席トランペット奏者・池田悠人さんと、ホルン奏者の田中優惟さんが担当。池田さんらの後に続いて呼吸法やロングトーンなどに取り組んだ。「口の形や姿勢などを意識して注意深く丁寧に」「良い奏者を見つけてまねするのが上達の近道」などとアドバイスを受けながら、子どもたちはメモをとったり、悩みを質問したりしながら真剣な様子で実践していた。
チューバ担当の中道中2年の寺坂晨司君(13)は「近くでプロの音色を聴いて鳥肌が立った。練習に生かしながら13日の本番でも低音楽器らしく皆を支えたい」と笑顔で話していた。
