今季バレーボール女子のVリーグ3部で初参入・優勝した新進気鋭のチーム・倉敷アブレイズによる「バレーボール教室」(岡山県津山市主催)が10日、津山市加茂町の同町スポーツセンターで開かれ、子どもたちは、さらなる技術の向上を目指して練習に臨んだ。
市では昨年度末に同センターの体育館が改装したことを機に、利用促進とスポーツの振興を図り、プロ選手を招いた講習を実施している。5回目となる今回は、津山市バレーボール協会やスポーツ少年団に所属する小中学生と、部活動に励む市内の高校生ら計53人が参加。
鈴木秀生監督や現役選手8人から「ボールを次の人へとつなげることを意識する」「仲間同士で声をかけあい、レシーブやアタックなどを行う役割をはっきりさせるとチームがまとまる」といった話に耳を傾けながら、基本的な動作の強化に取り組み、最後は選手たちと試合。するどいサーブやスパイクが打たれる中、子どもたちはボールを落とさないように果敢に挑んでいた。
このほか、倉敷アブレイズの選手たちに質問してアドバイスを受けている姿も見られた。津山高校1年の安藤優和さん(16)は「自分の弱点に対して客観的な意見をもらい勉強になった。アドバイスを生かして、次の大会に臨みたい」と話した。大島杏花主将(26)は「私たちと同じく、夢がかなえられるように努力を続けてほしい」とエールと送っている。