備前焼作家の内田和彦さんの2日、「内田和彦陶展」が川崎のポート・アート&デザイン津山で始まり、現代生活に調和した多彩な作品に来館者が魅了されている。18日まで。
内田さんは静岡県に生まれ、和気郡和気町在住。2005年に独立後は日本各地で作品を出展し、個展も数多く開催。2018年にはフランスの展示会で作品を出展するなど、国内問わず活躍している。
展示作品は、急須や花器、フォトフレームなど210点。記憶をイメージしたオブジェでは、直方体の焼き物を立体的につなぎ合わせており、重厚感がありながら備前焼の温かみも感じられる。その他にもブルートゥースを内蔵したスピーカーなど、斬新な作品が並ぶ。
内田さんは「試行錯誤を重ねるうちに、備前焼の概念にとらわれない自由な作品ができた。見て触れて楽しんでいただきたい」と話している。
午前10時〜午後6時。毎週火曜休館。入場無料。
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備前焼のオブジェと内田さん
ポート・アート&デザイン津山 備前焼作家 「内田和彦陶展」