津山市の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種は27日、3会場目の中島病院(田町)で始まり、約240人が順調に接種を受けた。先行実施している岡山県津山市川崎の津山中央病院(5月23日〜)と岡山県津山市中島の津山第一病院(6日〜)を含めて同日までに計約2040人が受け、うち720人は2回目を済ませた。
中島病院では予約した人たちが続々と集まり、15分前倒しの午前8時45分に受け付けを開始。それぞれ体温測定、予診票の確認、医師の問診を行った後、看護師が上腕部にワクチンを注射し、副反応を観察するため15〜30分待機した。アナフィラキシーショックなどの重い症状は皆無で、気分が悪くなった人もいなかったという。
沼の赤堀亨さん(69)は「デルタ株の感染拡大が警戒されていることもあり、1回目できただけでもひと安心した」と話した。
集団接種会場では、8月初旬までに計2880人の完了を見込む。市内の高齢者の接種率は23日現在、1回目60・21%(1万9274人)、2回目31・82人(1万187人)。
市ワクチン接種推進室では「ほぼ想定通りに進んでおり、個別接種を含めて7月末には希望する高齢者のほとんどが完了できる見通し」としている。
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集団接種会場で予診票の確認を受ける高齢者
ワクチン集団接種進捗状況
- 2021年6月28日
- 医療・福祉