「米粉教室〜津山産米粉をもっと知ろう~」が25日、半鐘屋本店=津山市伏見町=で開かれ、市内中学校の家庭科教員たちが米粉の菓子を調理しながら活用への認識を深めた。
食物アレルギーへの対応が課題となる中、グルテンフリーの地場食材の利用促進を狙いに津山市学校教育センター技術家庭科部会の6人が参加。
講師の岡田裕治社長に製粉方法など米粉の基礎知識を聞いてから実習。だんごでは、うるち米ともち米をミックスした粉に水を少しずつ足しながらこね、「生地は耳たぶの軟らかさが目安」などとアドバイスを受け、球状にまるめて中心をへこませた形にしてゆでた後、きな粉とごまをまぶした。フライパンで焼いて砂糖じょうゆをからめるアレンジも。
さらにパンケーキでは、うるち米にベーキングパウダーを加えたミックス粉の生地をフライパンでてふっくらと焼き上げ、どら焼き風などにし、それぞれ試食。
津山市西中の藤野真美教諭は「素材自体の風味、もちもちの食感もいい。こね方や水分量、ゆで方のポイントも分かった。小麦などのアレルギーが多い中、地産地消のためにも積極的に調理実習に用いてみたい」と話した。
来月24、25、26日には親子向けの米粉教室も開催(1日から予約受付)する。