岡山県真庭市の久世中学校の生徒が考案した「真庭の創作和菓子」が完成した。郷土の四季を練り切りで表現しており、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の開幕(28日)に合わせ、製造したきくや菓舗(同市勝山)で10月14日まで販売される。
昨年の美術の授業で現3年生の98人が、郷土について調べたことを元に和菓子の粘土細工を制作。このうち四季を表現した4点を、同店の菊谷真紀子さん(52)の協力の下、商品化した。
春は市内を流れる旭川と河川敷の「トンネルザクラ」、夏は夜空を彩る色とりどりの花火、秋は初雪をイメージし柚子をトッピング。冬は雪が降る蒜山の夜空と明かりを紫とオレンジ色で対比させ、繊細に作り上げた。
考案者の一人・八幡アリアさん(15)は「自分たちのアイデアが商品になってうれしい。手に取って真庭の魅力を感じてほしい」と話している。
4個セットで税込み700円。数量限定。
営業時間は午前7時~午後5時半。第1・3日曜定休。同店(TEL:0867-44-2014)。