18日に開かれる岡山県津山市一宮の中山神社の夏越し輪抜け祭り(夏祭り)で、コロナの鎮静化などを祈る音楽奉納として「作州昭和歌謡楽団」のコンサートが行われる。境内の神楽殿に映像を投影するプロジェクションマッピングの演出もある。
夏祭りは毎年盛大に行われてきたが、コロナの影響で昨年、一昨年は神事のみ。コロナ前のにぎわいを取り戻そうとコンサートを企画し、3年ぶりに同神社ご祭礼神事保存会によるかき氷などの出店もある。
メンバーは、神事保存会長でドラムの木村献二代表(60)、エレクトーンの河野重理子さん(53)、テナーサックスの水島真理江さん(48)ら。昭和歌謡を中心に地域の祭りやイベントなどで演奏活動を行っている。
プロジェクションマッピングは、メンバーで音響・映像担当の真木久幸さん(44)が手がける。きらめく星や舞い散る桜の花びら、青く広がる海の景色など、曲に合わせた映像を映し出し神楽殿の壁面を彩る。
当日は三線・ボーカルの産賀勉さん(55)らゲスト2人も加わり、「め組のひと」「ルビーの指環(ゆびわ)」「愛燦燦(さんさん)」など夏の夜にムードを添える25曲程度を披露する。メンバーは「嫌なニュースが多い中、みなさんに音楽で元気になってもらい、閉そく感のある世の中を明るくしたい」と話している。
神事は午後6時〜。コンサートは第1部が6時半〜、プロジェクションマッピングを投影する第2部は7時半〜。演奏会は雨天中止。