コロナ禍前に追いつけず 4月の観光施設利用者 桜前倒しや雨天影響か?/岡山

経済・産業 津山朝日新聞社
         

 岡山県がまとめた4月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では65万2009人で前年同月比5・0%増となった一方、コロナ禍前の2019年同月実績を23・3%下回った。

 

 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。3月はコロナ禍前の実績を初めて上回っていたが、桜の花期の早まりによって花見客が前倒しになったことや、週末に雨天が多かったことなどから今月は県北を中心に伸び悩んだという。

 

 美作県民局エリアの10施設は19万4899人で前年同月比14・6%減。このうち津山城(津山市山下)は6万9927人と前年同月比28・8%減、津山まなびの鉄道館(同市大谷)は4822人で前年同月比7・3%減、道の駅・奥津温泉(鏡野町奥津)は9178人で前年同月比2・4%減など。

 

 一方、備前県民局エリアの10施設は24万641人で前年同月比19・9%増。備中県民局エリアは21万6469人で、前年同月比12・9%増だった。

 

 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ36施設の宿泊者数は前年同月比7・2%増。

 

 県観光課では「雨天の多い6月は屋内イベントを中心にPRし、7月から始まるアフターDCのおかやま夏旅キャンペーンも控えている。国内需要を喚起するとともに、インバウンド(訪日客)の誘客にも力を入れて観光復興につなげていきたい」としている。


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