久米南ふるさと大使に認定 ソプラノ歌手・髙階ちひろさん 町の魅力を伝えていく/岡山・久米南町 

行政・公共 片山町長から久米南ふるさと大使の認定書を交付されたソプラノ歌手の髙階ちひろさん=岡山県久米南町で
片山町長から久米南ふるさと大使の認定書を交付されたソプラノ歌手の髙階ちひろさん=岡山県久米南町で
         

 岡山県久米郡久米南町は10日、同町出身のソプラノ歌手・髙階ちひろさん(31)=埼玉県在住=を、町の魅力を全国に発信する「久米南ふるさと大使」に認定した。

 同町神目中出身の髙階さんは、東京学芸大学、同大学院などを経て現在、藤原歌劇団準団員、日本オペラ協会準会員。東京を中心に活躍している。

 この日、下弓削の町文化センターで町内の小中学生約200人を対象にした芸術鑑賞会があり、髙階さんら人が出演。続く認定式で片山篤町長が「大きくなったら芸術、文化、スポーツなどで久米南町を全国や世界に宣伝してくれるみんなを待っています」と子どもたちに呼びかけ、髙階さんに認定書を手渡した。

 同大使(任期2年)は、お笑い芸人・クリエイターの南大介さん(同町北庄出身)に続き2人目。髙階さんは「自然豊かな久米南町は私に音楽の楽しさを教え、感受性を育ててくれた所。おいしい空気や人の温かさを含め、町の魅力を伝えていきたい」と抱負を述べた。

 芸術鑑賞会では、髙階さん、根岸朋央さん(テノール)、平賀僚太さん(バス)、安藤毬衣さん(ピアノ)、小林和奏さん(フルート)がオペラ「愛の妙薬」を熱演。地元色も取り入れた内容に、児童、生徒たちは楽しそうに見入り、生の舞台芸術を身近に感じている様子だった。

町内の児童、生徒が楽しんだ芸術鑑賞会のオペラ「愛の妙薬」の一場面
町内の児童、生徒が楽しんだ芸術鑑賞会のオペラ「愛の妙薬」の一場面


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