岡山県勝田郡勝央町内の乳幼児たちの力作を集めた「ぼくとわたしの作品展」が、同町勝間田の勝央美術館で開かれ、個性あふれる絵画や工作が来館者たちの目を楽しませている。14日まで。
制作に励むことで子どもたちの創造力や自己肯定感を高めるといった狙いのほか、親子で美術館に訪れるきっかけにもなればと勝央町役場こども未来室が初めて企画。町が導入している母子健康手帳アプリ「母子モ」や運営している子育て広場「ちゃお!」で作品を募り、保育園児ら兄弟10組が、計17点を寄せた。
会場には、クレヨンを使ってのびのびと描いた自画像やお友だちの似顔絵、迫力ある筆勢が目を引く竜の絵、折り紙の色や柄を生かして作った愛らしい姿のおひなさまなどがずらり。年中組から小学1年を対象にした同館の美術教室「ちるどれんずあーとプログラム」の受講生たちが仕上げた10メートルを超える大作も展示している。
訪れた人は一点一点じっくりと眺め、「色使いにセンスを感じる」「見ていてほのぼのとする」と感心していた。こども未来室は「みな個性に富んだ趣深い作品を作っている。ぜひ見て、楽しんでいただけたら」とPRしている。