岡山県津山市は19日、66億5022万円の2024年度水道事業会計当初予算案(前年度比10.5%増)を発表した。24年度の水道料金は据え置く方針。市水道事業経営審議会から増額改定の答申を受けていたが、物価高騰などの影響を考慮した。
津山市の水道料金は2000年に改定されたが、近年は水需要の減少などにより給水収益が減少傾向にある一方、施設の維持管理などにかかる費用が物価高の影響などにより増加し、経営環境は厳しくなっている。平均改定率10.62%増額を答申していた。
谷口圭三市長は定例会見で「物価高が市民生活や事業経営に影響を与えている状態が続いていることから、令和6年度は、水道料金は据え置いた」と述べた。