開催3年目となる好評の「2025岡山国際サーキット花火大会」が、岡山県美作市の同サーキットで開かれ、色とりどりの大輪と音楽が融合した“光の芸術”が大勢の観客を魅了した。
演出を手がけたのは昨年に続き「全国花火競技大会」で20年以上にわたり、内閣総理大臣賞をはじめとする数々の賞を獲得してきた愛知県岡崎市の老舗・磯谷煙火店。
軽快なメロディーに合わせてサーキット上空に鮮やかな花火が広がり、会場は大盛り上がり。観客たちは「すごい」「きれい」と歓声を上げながら、映画のサウンドトラックや「ボレロ」「主よ、人の望みの喜びよ」などのクラシックの名曲とともに夜空に彩る姿を堪能した。
今回は花火鑑賞を趣味とし、造詣も深い吉本興業所属のお笑いタレント・哲夫さんと西田幸治さんがコンビを組む「笑い飯」がナビゲートを務め、「菊」「錦」「千輪菊」といった花火の玉名と特徴を解説。見るだけでなく、知識を深めながら堪能できる時間にもなった。
花火の開始前は、名門ドリフトチーム・DROO―P(ドルーピー)がサーキット場で高度なテクニックを披露。広場の特設ステージでは笑い飯をはじめ、同じくお笑いコンビのダブルアートやメンバーによる「よしもとお笑いショー」などもあり、来場者を楽しませた。
初回から毎年参加しているという香川県の佐藤由美さん(56)と親戚の神川佳奈さん(56)=岡山市は「迫力のある美しい花火を間近で見られ、さらにサーキット場ならではのイベントやロケーションも楽しめる点が気に入っている。また来年も来たい」などと話していた。
