高野山西の光井ひろみさんによる水彩画展が岡山県美作市杉原のギャラリーINOUEで開かれ、繊細な色彩で表現した風景画などが訪れる人たちを魅了している。30日まで。
アーティストとしてスタートして初の個展。時計販売の仕事に就いていたスイス在住時代から現在に至るまでの作品33点を展示した。
さわやかな緑に抱かれた加茂川のせせらぎ、朝日が差し込むJR因美線の線路と田園、青空のもと旭川を彩る桜並木、初冬の哀愁を帯びた古い家屋といった情景をはじめ、牧歌的なスイスの村などを鮮やかに描写。「自然の空気感や色の透明感を表せるように心がけた」といい、会場に並ぶ一点一点が輝きを放っているかのよう。第34回「しんわ美術展」で地域奨励賞を受賞した油絵「燭光」もある。
光井さんは「原画の繊細さと色の美しさを見てほしい」と話している。
入場無料。問い合わせは、光井さん(℡090―8242―8601)。
光井ひろみさん 水彩画展
- 2022年11月18日
- 芸術