八出の八出天満宮で24日、「湯立て神事」が行われ、米の豊凶を占い、五穀豊穣を祈願した。
氏子ら約20人が見守るなか、大釜の煮え湯を吉田治生宮司が竹の湯矛(ぼこ)でかき混ぜた。湯が渦巻いたところで引き上げ、直後にたった湯柱で占った。早稲(わせ)と晩稲(おくて)は「作柄悪し」、中稲(なかて)は「まずまず」と出た。
湯を笹で参拝者の頭上に振りまき、厄を払った。恒例の納涼祭は、新型コロナウイルスのため3年連続で取りやめた。須江寛臣総代長(82)は「神事をとどこおりなく終えることができて良かった。来年こそ納涼祭を開けるといいですね」と話していた。