鉄道開業150年を記念した展示が新魚町の市立図書館で開かれ、写真や実測図などの貴重な資料が来館者の興味を引いている。1日まで。
津山おくにじまん研究会の赤坂健太郎代表が撮影した写真は12枚。1987年の津山駅舎内の改札口やキオスク、今は解体された木造の坪井駅舎といった懐かしい風景を紹介。このほか赤坂さんの資料では、津山線蒸気機関車廃止記念券、「さよなら国鉄」記念乗車券、昭和初期の津山市運輸交通要覧といった品々もある。
津山町並保存研究会による津山扇形機関車庫や美作河井駅の詳細な実測パネルは8点。鉄道遺産の研究で知られる小西伸彦さんが同図書館に寄贈した鉄道書籍500点などもあり、訪れた人たちは一点一点熱心に見入っている。市文化課の「津山市出身 日本初の機関士 日下輝道展」も同時開催している。
同図書館では「貴重な資料を通じて津山の鉄道の歴史などに関心を深めてもらえれば」と話している。
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写真や実測図、書籍などに見入る人たち