岡山県鏡野町上斎原の恩原高原スキー場で7日、「恩原キスゲ かがみのオープンガーデン2025」が始まり、訪れた人たちが咲き始めたニッコウキスゲをめでながら初夏の風物詩を楽しんでいる。花の最盛期は20日前後とみられ、29日まで同所を無料開放している。
パノラマゲレンデにある約50アールの花畑に「恩原キスゲ」と称した同花とオレンジ色がかったノカンゾウ計1万8000株を植栽。初日は早速訪れた観光客が高原の新緑と鮮やかな黄色い花々が織りなす絶景を観賞し、写真を撮るなどして思い思いに過ごしていた。
広島市から来たツーリング客の山本吉信さん(52)=会社員=は「ニッコウキスゲが楽しめる場所を探していたので来ることができて良かった。見ごろを迎えるともっとすばらしい景色が見られると思う。満開の時にまた来たい」と話していた。
開放時間は午前9時から午後4時半まで。期間中の土、日曜日(14、15、21、22、28、29日)は午前10時から午後2時半までカフェがオープンし、地元食材を使った特製弁当や軽食、ドリンクなどを提供している。問い合わせは、鏡野観光局(TEL:0868-52-9100)。
オープンガーデンは夏場のスキー場を活用しようと鏡野町が2015年に整備を始め、19年に公開。以降、コロナ禍を除いて毎年花が見ごろを迎えるころに開放している。
