第24回「作州の民芸ものづくり展」(津山民芸協会主催)が岡山県津山市のポート・アート&デザイン津山で開かれ、創意を凝らした多彩な工芸作品が来場者の目を楽しませている。15日まで。
市と周辺の工芸家でつくる同協会(小林博道会長)の会員12人が近作約1000点を出展。
釉(ゆう)の色合いが味わい深い食器や花器、柔らかな波紋が浮かぶ吹きガラスの一輪挿しは機能美を感じさせる。すす竹で作った昆虫や生活雑貨、干支(えと)をモチーフにした愛らしい郷土玩具、ベンガラ染めやパッチワークなど丹精込められた作品が会場を彩っている。
即売に応じているほか横野和紙や陶芸のワークショップコーナーも設置している。
真庭市の会社員・押目美紀さん(53)は「作り手の思いを聞きながら、地域の民芸品に触れることができてとても良い経験」と話していた。
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