岡山県津山市文化協会「津山芸術文化祭」の展示会が24日、同市山下の津山文化センターで開幕し、加盟団体の愛好者たちによる美術や工芸、文芸などの意欲作が来場者を楽しませている。25日まで。
展示・リハーサル室と廊下を会場に、市内13団体の約180人が日ごろの活動成果を披露している。
山里の風景、空想の世界などをモチーフにした油彩やアクリル画、多様な立体素材を組み合わせて表現した造形絵画、漆塗りの盛器、斬新なあしらいの生け花、趣深い書、写真と組み合わせた短歌、俳句、川柳といった作品が並び、訪れた人たちは作品ごとにじっくりと観賞している。
廣野薫子さん(81)は「それぞれ力作ぞろいだが、特に既成概念にとらわれない造形絵画は面白い。多彩なジャンルの作品が一堂にそろって見応えもある」と話した。
展示会は午前10時〜午後5時。サブイベントとして童謡ひろば〜うたわらべによる歌のパフォーマンスも同室で両日(午後0時半〜、3時〜)実施。最終日は午後1時からステージの部が大ホールであり、和太鼓や民謡民舞、朗読、謡曲などの加盟8団体が出演する。