津山労働基準監督署は14日、立木伐採作業現場で発生した事故において、危険を防止するのに必要な処置を講じなかったとして、YーAce(鳥取市覚寺)の代表者の男(35)を、労働安全衛生法違反の疑いで岡山地検津山支部に書類送検した。
同署によると、昨年11月8日に岡山県苫田郡鏡野町百谷地内山間部の作業現場で、男性従業員が木材を運搬する車両(フォワーダー)の運転中に作業道で転倒し、車両の下敷きになって死亡した事故で、代表者は危険や有害な業務を安全に行うために厚生労働省令が定めている運転特別教育を実施していなかった疑いに加え、あらかじめ定めておく必要のある作業計画も怠った疑いもあるとしている。