岡山県真庭市の蒜山高原特産のスイートコーン「イエローダイヤモンド」の収穫が本格化している。果物のような強い甘みが特徴で、夏の味覚として人気だ。
朝晩の寒暖差が大きい高原気候で育まれたコーンは、みずみずしく、糖度はシャインマスカット並みの18~21度にもなる。
2020年にJA晴れの国岡山が、黄色い品種で朝採れの蒜山産をイエローダイヤモンドとして商標登録し、ブランド化を図っている。今季は10戸が4ヘクタールで栽培し、約6万本(約18トン)の収量を見込む。梅雨時期の日照不足で生育に影響があったものの、甘さは十分で品質は上々という。
蒜山上徳山などの畑で栽培する中村義彦さん(61)は26日、大きさを確認しながら1本1本手でもぎ取り、かごに入れていった。「糖度の高い朝採れをそのまま出荷しており、生で食べてもフルーツのような甘さを楽しめる」とPRする。
収穫は8月下旬まで続き、県内のスーパーやJAのオンラインショップで販売される。