美作陶好会の第30回陶芸展が16日、岡山県津山市大谷の津山中央公民館で開かれ、味わい深い秀作が来館者を魅了している。17日まで。
美作地域の愛好家でつくる同会(有本清美会長)の50人が約100点を出展した。自由作の花器や皿、動物をモチーフにした置物など多彩な作品がずらりと並び、奥深い陶芸の魅力を紹介。課題作の抹茶茶わんは萩焼、あめ釉、火だすきなどさまざまな技巧を凝らしている。訪れた人たちは形や質感、色合いの妙味に感心しながら一点一点じっくりと見入っている。
前日の審査で各賞10点、入選10点が選ばれ、県知事賞は山本芳子さん(津山市)が受賞した。
そのほかの受賞者は次の通り。(敬称略)
▽県教育長賞=福田章子(津山市)▽山陽新聞社長賞=奥西秀子(美作市)▽津山朝日新聞社長賞=高田敏枝(津山市)▽津山市長賞=西山陽子(津山市)▽真庭市長賞=渋谷芳子(津山市)▽美作市長賞=内海敏志(美作市)▽鏡野町長賞=水島睦生(美作市)▽久米南町長賞=志部恭子(久米南町)▽美咲町長賞=末長育子(津山市)