第43回「津山ちぎり絵サークル展」(全国和紙ちぎり絵津山サークル主催)が、岡山県津山市のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、和紙の質感を生かした秀作が来場者の目を楽しませている。19日まで。
同サークル(佐藤弘子代表)の40〜90代の会員ら21人が四季の風景や花、人物、動物などをモチーフにした41点を出展した。
道端に咲く野草や地面に横たわるクワイの茎、淡い色味で繊細に表現した少女、身を寄せ合う愛らしいサルなど、色染め和紙をちぎって重ねて工夫を凝らした個性あふれる作品がずらり。
自営業の女性(74)=津山市京町=は「水彩画のような美しさもあれば、近くで見ると和紙独特の風合いもあり、味わい深い」と話していた。