岡山県内の愛鳥家でつくる「野鳥フォトサークル翼」影山克己代表の写真展「四季の野鳥2023」が6日、津山市のくらやアートホールで始まった。四季折々の自然の中で生き生きとした姿をみせる鳥たちをとらえた意欲作が来場者を魅了している。9日まで。
5回目となる今回は、写真歴4〜20年以上の同サークルメンバー8人が鏡野町や津山市をはじめ、国内外各地で撮影した計45点を出展。会場には青い羽根が映えるカワセミ、木の枝にとまりつぶらな目をカメラに向ける愛らしいシマエナガ、色鮮やかなくちばしが特徴の東アフリカのクラハシコウなどの写真が並ぶ。
このほか、絶滅危惧種・コアジサシが浜辺でえさの小魚を捕って運ぶところを収めたのもあり、中学2年・柿原柚希さん(14)は「鳥たちの一瞬一瞬の行動や表情をしっかりとらえていてすごい。写真撮影に興味があるので、いつか自分も挑戦してみたい」と話していた。
影山代表(74)=津山市=は「地域の人をはじめ多くの人に興味をもってもらいうれしく思う。鳥が好きな人も写真が好きな人も、小中学生も野鳥の魅力に触れてもらえたら」と語っている。