地域おこし協力隊・土山浩司さん(62)=岡山県津山市上之町=の展示会「津山いいとこ再発見〜風景写真とデジタル絵本〜」が31日、新魚町のアルネ津山4階・市地域交流センターで始まった。幕末志士に影響を与えた名著のデジタル絵本などに来館者が興味を深めている。6日まで。
「日本を動かした一冊の本」と題したデジタル絵本では、津山藩医の箕作阮甫の養子・省吾の世界地理書「坤輿図識」の誕生を、15分間に集約。河野美術館(勝間田町)の河野枝美子館長が描いた柔らかい色彩の挿絵と、城東地区の住民の情緒あふれる声で表現されている。
さらに、土山さんが市内を散策しながら撮影した季節の風景写真26点も展示。
土山さんは「歴史や街並みを振り返りながら、若い人たちも地元を見直すきっかけになれば」と話している。
午前10時〜午後5時(最終日は午前10時〜午後3時)。
地域おこし協力隊・土山浩司さんの展示会「津山いいとこ再発見〜風景写真とデジタル絵本〜」