津山まちの駅城西(岡山県津山市西今町、作州民芸館)の新メニューに、津山名物の干し肉を使った「干し肉茶漬け」が登場し、人気を集めている。素材の風味を生かしてさっぱりと食べやすく、城西まちづくり協議会は「地域初の新たなグルメに」と期待を込める。
先月開いた「野菜と魚の市」で販売したところ、行列ができる人気ぶりだったことから、同駅のイートインメニューに加えた。
地元の精肉店から仕入れた干し肉を刻んでご飯に散りばめており、塩昆布、ネギ、ごま、ワサビなども入れて、ほうじ番茶を注ぐ。干し肉のうまみを生かすとともに、塩昆布のダシが効き、食欲をそそる。
初日の3日に最初に味わった鏡野町円宗寺の寺岡直美さん(32)は「干し肉は刻まれているのでさらっと食べることができ、かむほどに味がしみ出してくるのでとてもおいしい。残暑の中、疲れた体に元気が出そう」と話していた。
午前11時から10食限定で販売。小鉢とおいしい漬物付きで700円。同協議会は「年齢を問わず食べやすく、津山を訪れる観光客にも名産の干し肉を使った茶漬けを味わってほしい」としている。
また、「卵かけごはん」(漬物付き)もメニューになり、ボリスブラウン種のこだわり卵を使用。350円。