岡山県津山市内の木材加工企業4社が共同して展開する家具ブランド「TSUYAMA FURNITURE(ツヤマファニチャー)」のパネル展が新魚町の市立図書館で始まり、ブランドコンセプトと津山地域特産の杉やヒノキに対して理解を深める掲示に来館者が関心を寄せている。25日まで。
TSUYAMA FURNITUREは2019年に設立。イマガワ(押入)、すえ木工(八出)、髙橋工芸(高野山西)、松永建材店(神戸)が培ってきた技術力を生かし、地域産材の「美作杉」「美作桧」の美しさをシンプルに表現した家具や生活雑貨を製造して販売している。デザインは京都のSEIKI DESIGN STUDIOが務めている。
今回はブランド紹介パネル5枚と特大パネル1枚、子どもたちも楽しめるようにと、ヒノキや杉にまつわるクイズや枝や材木のけずりくずをおしゃれに束ねた壁飾り「緑のスワッグ」なども展示。市立図書館も協力して木材に関連した書籍も添えており、建材をはじめ、さまざま用途に使われる木の特徴も知ることができる。
同館の展示にはミッションが隠されており、松永建材店内のショールームにあるミッションとともにクリアをするとオリジナルトートバッグをプレゼント。「TSUYAMA FURNITURE協議会」の事務局となっているつやま産業支援センターは「少しでも興味を持っていただき、実際家具が展示しているショールームにも足を運んでいただけたら」とPRしている。
