地場の大学を残したい 公立化への署名活動 永続的に発展継承するため3月上旬開始/岡山・津山市

行政・公共 津山朝日新聞社
         

 岡山県津山市の学校法人美作学園が先月、美作大学の公立化の検討を求める要望書を谷口圭三市長に提出したことを受け、同大の同窓会と後援会(保護者会)は、公立化への賛同を呼びかける署名活動を3月上旬に開始する。

 多くの市民に関心を持ってもらおうと実施し、地元をはじめ全国の誰でも署名は可能という。大学の同窓会と大学・短大の後援会が中心となって行うが、短大の同窓会も協力する。期間は5月末までを予定する。

 同大卒業生で元小学校教諭の岡本玲子同窓会長は「現役の学生や卒業生が地域で活躍し、地元との結びつきが強い大学。公立化してこの地に大学を残すため、できるだけ多くの署名を集めたい」と話している。

 要望書は急速な少子化の進行や大都市圏への進学志向の高まりなどから「地方私立大学は志願者数が減少し、存続が危ぶまれる状況になることは明白」と危惧。「永続的にこの地域で発展継承するには、津山市と一体になった公立化を行うことが望ましい」としている。


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