城西まちづくり協議会の防災訓練

事件・事故 城西まちづくり協議会の防災訓練
         

 「城西まちづくり協議会」の防災訓練が29日、小田中の西小学校グラウンドで行われ、地域住民らがコロナ禍を踏まえた避難所の受け付けに取り組み、個々の災害時対応への認識を深めた。
 県内初の「地区防災計画」を1月に策定した同協議会が例年の訓練内容を見直して企画し、城西地区15町内会から運営スタッフを含めて約140人が参加した。
 3密回避のため各ブースの間隔を広くとり、受付を2段階にして体調不良者は別室に誘導。参加者は入所者カードの記入に続き、各自の避難計画「マイタイムライン」作成コーナーでハザードマップと照らし合わせて自宅が浸水想定区域などにあるかをチェックし、避難するタイミングや支援者の有無について記載した。
 さらに非常持ち出し品の確認と展示コーナーでも熱心に見聞き。市災害メールなどの登録コーナーもあった。
 小田中神田の久山君子さん(70)は「家が土砂災害警戒区域内にあり、大雨のときには溝があふれるので心配。マイタイムライン、持ち出し品も参考になった」と話した。
 防災の専門家として同協議会のアドバイザーを務める磯打千雅子香川大学特命准教授は「コロナ禍で訓練を中止する自治会が多い中、密を避けるなどの工夫がなされ、参加者も積極的。複合災害に対処する面でも非常に有意義だった」と講評した。

マイタイムライン作成のアドバイスを受ける参加者


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