塩漬けした梅を三日三晩天日にさらす「土用干し」作業が30日、岡山県津山市神代の梅の里管理組合加工場で始まった。8月中旬まで計約800キロを干す。
県下有数の梅の産地として知られる梅の里公園で収穫、減塩(8%)で約1カ月塩漬けした「南高梅」と「甲州小梅」。組合員5人が約150キロ、5000個をヒノキの台に手際よく並べると、さわやかな甘酸っぱい香りが広がった。均一に太陽が当たるように1日3回裏返す。自然の力で酸味と塩分がまろやかに調和し、うまみが凝縮されるという。
前原啓志組合長(78)は「量、質ともに素晴らしく、最高の梅干しができそう。夏バテによく効くので、ぜひご賞味ください」と話した。
シソと一緒に漬け込み9月初旬、道の駅・久米の里=津山市=などで販売される。
写真
梅の実の天日干し作業=梅の里管理組合加工場で
塩漬けした梅を三日三晩天日にさらす「土用干し」作業が梅の里管理組合加工場(神代)で始まった/岡山・津山市