城西重伝建地区にある岡山県津山市西寺町の愛染寺(豊福晃正住職)でボタンの花が見ごろを迎え、境内を彩るあでやかな大輪が参拝者らの目を楽しませている。
前住職の豊福光禅さんが約50年前から植え始め、今では希少種を中心に約130種が植栽されている。今年は例年より約2週間遅く開花し、薄桃色の「王妃」、純白の「初孫」、紫の「写楽」などが華やかに彩っている。
「色々な種類、さまざまな色のボタンがお寺の雰囲気に合い心癒やされますね」と高野本郷の黒田敦子さん(69)。
同寺では「まだつぼみの固い品種もあり、今月いっぱいは楽しんでいただけそう」と話している。
また、ボタンの開花に合わせて御朱印もリニューアルし、境内に咲き誇るボタンを薄紅色で繊細に表現。さらに、「千手観音津山浄光院愛染寺」の文字を金色で描き、よりきらびやかな仕上がりとなっている。志納料は1枚500円で大小2サイズの用意がある。
