書道研究有隣会の第5回「有隣会書道展」が4日、岡山県津山市のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで始まり、墨痕鮮やかな意欲作が訪れた人の目を楽しませている。6日まで。
主宰の書道家・齋藤弘香さん(73)=鏡野町馬場=と、鏡野町と津山市内の教室で習う7~85歳の計28人が1年間の集大成として計約45点を出展。
会場には中国の唐代から明代までの名詩をしたためた臨書、滑らかな筆致が美しい行草作品、伸びやかな筆の運びで好きな言葉を書き留めた小学生たちの意欲作などを展示している。
その中でも、てん書、隷書、草書、行書、楷書の五体を用いて紫式部の「源氏物語」全54帖(じょう)の帖名(題名)を書いた作品は、教室生たちが協力して完成させた幅約20メートルの大作。趣のある字体が目を引き付ける。
齋藤さんは「作品には一人ひとりが積み重ねてきた努力がにじみ出ている。『源氏物語』の帖名はその力を合わせて作り上げたことですばらしいものができたと思う。ぜひ見てほしい」と話していた。
このほか、昨年度文部科学省の文化功労者に選ばれた総社市出身の書家・髙木聖雨さん(75)も賛助して出展した秀作もある。