絵画グループ「シャトー会」の第104回展が岡山県津山市のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、個性あふれる洋画や日本画、木工作品に来館者が見入っている。28日まで。
津山と周辺の愛好家でつくる同会(森岡秀行代表)のメンバー7人と、古くからのメンバーで2月に亡くなった福田成美さんによる計57点を出展した。
燃えるような渓谷の紅葉、大山の雄大な雪景色、郷愁漂う棚田、美しい色彩の桜やボタンの花、優雅な金魚、筆遣いに趣がにじむチューリップの丘など秀作がずらり。心地よい音色を奏でる“秋の風鈴”といったユニークな木工作品もあり、訪れた人たちは一点一点に足を止めて、それぞれの表現を堪能している。
同会は「一人一人の作風に個性を感じながら、多彩な作品を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。