多彩な作品25会場に 落合まちかど展覧会 10月5日まで/岡山・真庭市

経済・産業 人形や布製品に見入る人々=岡山県真庭市、JR美作落合駅で
人形や布製品に見入る人々=岡山県真庭市、JR美作落合駅で
         

 第22回「落合まちかど展覧会」(落合文化協会など主催)が岡山県真庭市落合地区で始まった。民家や公共施設、駅など計25会場のギャラリーに絵画、手工芸、書、生け花といった多彩な作品が飾られ、市民らは各所を巡りながら芸術の秋を楽しんでいる。5日まで。

 市内をはじめ、近隣で活躍する個人とグループが参加し、自主運営。会場を3エリアに分けてスタンプラリーを実施している。

 同市赤野のJR美作落合駅では、延原洋子さん(同市落合垂水)と藤本紀三郎さん(奈義町高円)が人形展を開催。延原さんは古布を使ったうさぎやフェルトでできた季節の果物や野菜、藤本さんはピスタチオやクルミの実などを組み合わせた愛らしいカエルがずらり。地元のサロン「しゃべろうかい」のメンバーによる布製品も販売している。駅舎内では近隣住民が手がけたトンボやコスモスをモチーフにしたモビールが風に揺れ、訪れた人は歩を止めて見入ったり、藤本さんらの話に耳を傾けたりしていた。

 友人グループで訪れた同市久世の70代女性は「どれも素晴らしい。これから友人と一日かけて巡るのが楽しみ」と話した。

 展覧会は、住民らの文化活動によって新しいまちづくりに取り組む狙いで開いている。スタンプラリーも実施している。問い合わせは、落合振興局内落合文化協会事務局(TEL:0867-52-1111)。

JR美作落合駅の駅舎内に設置された作品
JR美作落合駅の駅舎内に設置された作品


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