第5回「つやま若い芽のコンサート」（つやま若い音楽家を育てる会主催）が9日、岡山県津山市山下の津山文化センターで開かれ、市内外から訪れた約350人が、津山ゆかりの若手音楽家の多彩な演奏に聴き入った。
ピアニストの安藤毬衣さん、加藤久比旗さん、河内久美子さん、竹内彩佳さん、ソプラノの神田遥さん、安井由佳さん、カウンターテナーの楠木康立さんら10人が出演。
今回から小学生から大人までを対象にした第1部、乳幼児や親子も楽しめる第2部でそれぞれプログラムを用意した。
2部はバイオリンやフルートなどの管弦楽器とともにモーツァルト作曲の「トルコ行進曲」で幕開けし、「崖の上のポニョ」「アイドル」といった人気アニメの主題歌を豊かな音色と歌声で披露。後半は「どんな色がすき」「ぼよよん行進曲」「さんぽ」などの童謡や唱歌を会場の親子らと一緒に口ずさみながら楽しいひと時を過ごした。
5歳の娘と訪れた川崎の本松明日香さん（35）は「知っている曲も多く、親子で一緒に楽しむことができてよかった」と笑顔で話していた。
コンサートは、市内出身、在住の若手音楽家らが活躍する場をつくろうと、2017年の津山国際総合音楽祭の出演を皮切りに、同会が翌年から企画している。
