夜の博物館を探検 「ナイトミュージアム」 きもだめしみたいで楽しい/岡山・津山市

教育・保育・学校 迫力ある動物のはく製を見る子どもたち=岡山県津山市で
迫力ある動物のはく製を見る子どもたち=岡山県津山市で
         

 貴重なはく製や標本約2万点を所蔵する岡山県津山市山下のつやま自然のふしぎ館で5日、夜の館内をめぐる「ナイトミュージアム」が始まり、親子連れらが昼間とは違った動物たちの表情を眺めて楽しんでいる。12日まで。

 アフリカ、南米、アジアなど世界各地に生息する哺乳類や爬虫類、鳥類、昆虫などが全15室に収められており、中には2012年に絶滅種に指定されたニホンカワウソの姿も。

 早速訪れた子どもたちは持参した懐中電灯を手にして探検家気分で暗い部屋を巡回。ディスプレイに明かりを当てると、牙をむき出したライオンやトラ、敵を威嚇するかのように立つシロクマ、大きな口を開けたワニなど今にも動き出しそうな動物たちが浮かび上がり、「すごい」「迫力あるね」などと声をもらしていた。

 いとこと一緒に来館した津山東小2年・石川憂衣さん(7)は「きもだめしみたいな感じでちょっと怖さもあって、どきどきした。とても楽しかった」と話していた。このほか、すてきなプレゼントがもらえるクイズもあり、挑戦する人たちの姿も見られた。

 期間中は、午後6時から9時まで開館(入館は8時半まで)。入館料は大人800円、小人(小中学生)600円、幼児(4、5歳)400円。

 同イベントは、博物館を舞台にした同名のアメリカ映画をヒントに2013年に始まり、好評を博して今回で10回目を迎える。森本信一館長は「みなさんに博物館を身近に感じてもらえるように、さまざまな工夫を凝らしていきたい」と語っている。

 問い合わせは、同館(TEL:0868-22-3518)。

懐中電灯で照らしながらディスプレイを除く子どもら
懐中電灯で照らしながらディスプレイを除く子どもら

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