世界各地で医療援助を行っている「国境なき医師団」を支援するチャリティーコンサートが3日、山下の津山文化センター・ホワイエで開かれた。主催者のソプラノ・大島良子さん(76)=弥生町=の澄み切った歌声が34人の観客を魅了した。
昨年の8月から開催して3回目。ピアニストの先本潤子さん(47)=高野本郷=の演奏にのせて、美空ひばりの「リンゴ追分」を皮切りに、「さくらさくら」、「朧月夜」、「アヴェ・マリア」など12曲を伸びやかに歌った。アンコールではリクエストにこたえ「早春賦」も披露。観客は目を閉じ、聞き入っていた。
大島さんは「同じ空の下、貧困や災害などでつらい思いをしている人たちがいることを忘れず、応援している人たちにも思いはせてほしい」と呼びかけ、募金箱を設置した。集まった浄財は同医師団に寄付をする。
コンサートに毎回訪れるという日笠奈津子さん(76)=小田中=は「とてもすばらしい活動をされていると感心した。自分も見習ってできることしてみたい」と話した。
大島良子さん チャリティーコンサート
- 2021年4月7日
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