梱包用品製造・販売のサトミ紙工=岡山県津山市中島=の敷地内で11日、大人と子どもの体験イベント「楽描き~全ての人に可能性がある~」があり、訪れた親子連れが落書きアートを楽しんだ。
同社が親子のための「共育」イベントとして、交流拠点として昨年新設した施設「YATAGROUND」で初開催。参加者は配布された白いTシャツを着用し、社屋西側外壁と社用車の車体に、洗い流せるクレヨンを使ってイラストや文字を自由に描いていった。
特設ステージでは市内で活動するK・D・C・ダンススタジオの子どもたちが練習の成果を披露したほか、唐揚げやホットドッグなどの出店もありにぎわった。
家族6人で訪れた東一宮の河本恵さん(36)は、「子どもたちと汚れも気にせず大胆に落書きを楽しむことができて良い経験になった」と話していた。
企画した里見允二専務(36)は「“やってはいけない”という概念にとらわれない体験をしてもらいたかった。今後もイベントを継続させ、人が集う場所にしていきたい」と話している。
イベント終了後も落書きは残し、社用車は運搬車として県内外を走る。