動画配信サイト「YouTube」やテレビでおなじみのイタリアンシェフ・日髙良実さん(64)が6日、奈義町の特産品を生産する人たちのところを訪れ、意見を交わすなどして食材にまつわる見識を深めたり、農場の様子を視察したりした。
日髙さんは、東京都のレストラン「アクアパッツァ」のオーナーシェフで、メディアを通して日本の食材を生かした独自の料理を紹介している。DMO(観光地域づくり法人)ビジット奈義と町が協力して開発したなぎビーフ、奈義黒豚、里芋などを使った冷凍食品の監修を務めている。
この日は、なぎビーフのオリジナルキューチ(奈義町中島西)、奈義黒豚の黒藪牧場(同町高円)、里芋のナチュラル・ビズ(同町豊沢)を訪問。オリジナルキューチでは取締役の豊福祥旗さんから良質な肉を作る要となる餌や牛の健康づくりについて話を聞いた。
日髙さんは「みなさん、奈義町の環境下で生産にあたっていることを誇りに思っている。『より良くしよう』という強い意気込みと努力がうかがえ、これが進化していく町の力、農業のあり方だと感じた」と話した。訪問の様子は後日、自身のYouTubeチャンネルで公開する予定。
翌日、監修した冷凍食品「なぎビーフと里芋のシチュー」「なぎビーフと里芋の黒カレー」「奈義黒豚と里芋トマト煮込み」を岡山タカシマヤ(岡山市)で開催している「奈義町物産フェア」(7〜12日)でPRした。3品は那岐山麓山の駅(奈義町高円)や山彩村(同町滝本)などでも販売している。
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なぎビーフの生産者・豊福さんと話す日髙さん(右)
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