岡山県津山市加茂町出身の絵本作家・といよしひこさんの話を聞く会が28日、加茂小学校(加茂町塔中)で開かれ、小学校での思い出や古里を題材にした絵本への思いなどを語った。
将来の夢を考えるきっかけにしようと開き、全校児童125人と地域住民、保護者が参加した。同校卒業生のといさんは子どものころの夏祭りや川遊びなど、印象に残っている加茂の風景、体験を絵本に表現していることを説明。子どものころから絵が好きで、大学に進学して体操部で活動する傍ら描き続けたことも紹介した。
児童の「何をすれば絵本作家になれますか」との質問に、「楽しんで描くことと、自分の好きなことをいっぱい楽しむことが大事」と答えたといさん。「これからも加茂で過ごした子どものころの話を描き、全国へ発信していきたい」と夢を語り、児童たちはうれしそうに耳を傾けていた。