清泉小学校=岡山県津山市=で1日、大阪府を拠点に活動するビッグバンド「サウンドファクトリージャズオーケストラ」のコンサートが開かれ、児童37人が生のジャズ音楽を楽しんだ。体験では子どもたちがリコーダーでアドリブソロやリズムアレンジにも挑戦した。
団員ら17人が訪問し、「イン・ザ・ムード」を皮切りに、「シングシングシング」、「ムーンナイトセレナーデ」など名曲を次々と披露。楽器紹介では、音に抑揚をつけて感情を表現するジャズの魅力などについて語られた。
後半では、子どもたちがリコーダーや自作のマラカスで共演。6年生はそれぞれ自作したメロディをのびのびと表現し、5年生はマーチやスイング、ワルツなどのアレンジを利かせた「茶色の小瓶」を奏でた。子どもたちはリズムに合わせて体を揺らしたり、手拍子をしたりしながら聴き入っていた。
6年生の髙田琉維君と山本琉晴君は「緊張したけど自分で考えたメロディを上手く吹けてうれしかった」「プロの生演奏は迫力があってかっこ良い」と話していた。
同校では子どもたちに生の舞台芸術に触れてもらおうと毎年企画。今回は文化庁の支援事業を活用し、5月には団員を招いたワークショップも同校であった。