岡山県は、次期県政中期行動計画「第3次晴れの国おかやま生き活きプラン(仮称)」(2021〜24年度)の骨子案を発表した。教育再生などの重点戦略を継承した一方、2040年を展望する長期構想では深刻化する人口減少などを見据えた変化と課題を掲げている。
重点戦略は①教育県岡山の復活②地域を支える産業の振興③安心で豊かさが実感できる地域の創造―に継続して取り組む。達成目標の指標では、新型コロナウイルス対策を念頭に「保健・医療・福祉充実プログラム」に感染症に関する訓練・研修会への参加人数、頻発化する災害の「防災対策強化プログラム」にハザードマップを確認している県民の割合などを新たに盛り込んだ。
長期構想では、県内は40年ごろに高齢者人口がピークを迎え、その後はすべての世代で減少すると推計。人口減少社会や世界的潮流などを踏まえ、先端技術で社会課題解決を目指す「ソサエティー5.0」「グローバル化の進展」「生産年齢減少の影響」「感染症問題」「風水害の頻発化」などをキーワードに沿って具体的内容をまとめる。
11月には素案をとりまとめ、パブリックコメントなどを経て来年3月に計画を策定する。
岡山県、次期県政中期行動計画「第3次晴れの国おかやま生き活きプラン(仮称)」を発表
- 2020年7月18日
- 行政・公共