岡山県「医療ひっ迫警報」負担軽減へ

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 岡山県は2022年12月20日、新型コロナウイルス感染拡大による医療提供体制のひっ迫を回避するため、県独自の「医療ひっ迫警報」を出した。人流が活発化する年末年始を控え、抗原検査キットの買い置きや平日日中の受診など負担軽減につながる対応を県民に求めていく。
 同日の対策本部会議で決まり、県内の直近1週間(13〜19日)の病床使用率が60・5%と前週(52・7%)から上昇し、19日現在では63%に達していることなどが示された。
 同警報では、体調が悪い場合は外出を控え、混雑した場所へ出かける場合は感染防止策を徹底するよう改めて要請▽抗原検査キットや解熱鎮痛剤の買い置き▽休日や夜間を避け、平日の日中にかかりつけ医などを受診▽無料検査の活用▽早期のワクチン接種―などを呼びかけている。事業所に対しては、体調の悪い従業員を出勤させないよう要請。警報の期限は設けていない。
 県内のコロナ感染切迫度を示す4段階のレベルは現在、レベル2(感染拡大初期)。対策強化宣言を発令できるレベル3(医療負担増大期)への引き上げは、重症者用病床使用率が20・9%(19日現在)にとどまっていることから見送っている。


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