岡山県は「津山ひかり学園ひかりの風」への利用者新規受け入れを20日から6カ月間停止

行政・公共
         

 社会福祉法人・津山社会福祉事業会(岡山県津山市川崎)が運営する障害児入所施設の元職員らが入所児童を虐待したとして逮捕された事件で、岡山県は2023年1月19日、児童福祉法に基づき元職員が勤務していた「津山ひかり学園ひかりの風」(同)への利用者新規受け入れを1月20日から6カ月間停止させる行政処分を出した。
 県によると、元職員(70)が2022年10月、風呂場に行くのを拒んだ男子中学生のえり元をつかんで引きずるように連れて行ったほか、作業の途中でその場から離れようとした男子高校生に声を荒げ、足をつかんで引っ張ったなどとしている。
 同施設では2021年6月以降、別の職員による入所児童への虐待が計4件確認されており、県は2度の改善勧告をしていたにもかかわらず、対応が不十分だったとして行政処分に踏み切った。
 同法人の久常勝實理事長は「処分を真しに受け止め、利用者と家族の皆さんに深くおわび申し上げる。今後、虐待根絶に向けて強い気持ちで役職員一丸となって取り組んでいく」としている。


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