岡山県津山市文化協会は、西東三鬼のふるさと俳句投句函の令和2年4月選考文の入選作計16句を発表した。
同協会は平成6年から鶴山公園や衆楽園など市内7カ所に投句函を設置し、年3回入賞者を選考。今回は284句の投句があった。
入賞者と作品は次の通り。(敬称略)
【特選】▽津山市、岡田邦男「椅子はみな桜に向いて無人駅」▽津山市、井手正子「曲水の流れをつくる花一片」
【一般の部】▽岡山県苫田郡鏡野町、藤田明子「できたての春風まとい絵画展」▽津山市、妹尾武志「水に指潜らせてゐる春日和」▽岡山県岡山市、花房典子「寅さんのロケ地の小路水温む」▽岡山市、藤原由美子「嬰の足しきりに動き桜まじ」▽兵庫県、吉田笹百美「春らんまん作州織の御城印」▽岡山市、岩田志乃「石段の大きく欠ける花吹雪」▽広島県、山本憲治「ちるさくら蕾のさくらありにけり」▽鏡野町、西村泉「春暮るる騒乱の世へ鳶の笛」▽鏡野町、髙原喜久子「水無月の小さな旅や女院塚」
【ジュニアの部】▽岡山市、いそしましんきち(6)「おしろやままたのぼりたいなさくらみに」▽島根県、原田悠人(8)「岡山は水がきれいださわりたい」▽広島県、石川かける(9)「ひらひらと風にまいちるさくらかな▽岡山県倉敷市、水津一二三だん(10)「一二三だん桜ちりばめ春景色」▽津山市、吉田葵生(10)「かたつむりあじさいのうえぬるぬると」
岡山県津山市文化協会、西東三鬼のふるさと俳句投句函の令和2年4月選考文の入選作を発表
- 2020年8月8日
- 歴史・文化