美作市は、太陽光発電事業者を対象に全国初の導入を目指す法定外目的税「事業用発電パネル税」の創設条例案を、2日開会の9月定例市議会に再提案する。
同パネル税は自然環境保全や防災対策に充てる目的で、6月市議会の混乱で継続審議の手続きがなされず廃案になった条例案の規定を一部見直し。発電容量が50キロワット未満で水田に設置された小規模施設については、周辺環境への負荷が少ないとして課税対象外とする。
市税務課によると、条例案が可決され、総務省の同意が得られれば、2022年度からの導入する予定。課税はパネル1平方メートルにつき50円。メガソーラーを含めて同市内の発電施設は235カ所あるが、課税免除の対象が数十施設あるといい、税収は年間約1億1000万円を見込んでいる。
岡山県美作市「事業用発電パネル税」の創設条例案を再提案
- 2020年9月1日
- 行政・公共