岡山県美作市が全国初の導入を目指していた法定外目的税「事業用発電パネル税」の創設条例案は、6月定例市議会が混乱の末に閉会し、審議を付託されていた市議会総務委員会が開かれず、審議継続の手続きが行われなかったため廃案となった。条例案の再提出は可能。
同パネル税は自然環境保全や防災対策に充てる目的で、市内約180カ所を対象にパネル1平方メートル当たり50円を令和2年度から10年間課税する構想内容。導入に向けた条例案を昨年6月市議会に提案し、その後、市が聴取した事業者からの意見書提出が遅れ、実質的に審議を開始した12月定例会、今年3月の定例会とも継続審議となっていた。
岡山県美作市発電パネル税廃案
- 2020年6月27日
- 行政・公共