統一地方選挙前半戦の岡山県議選は9日投票、即日開票される。少数激戦の津山市・苫田郡・勝田郡(定数4)では、コロナ禍で落ち込んだ地域産業や観光の活性化、子育て支援の拡充による人口減対策、物価高騰対策などを争点に白熱した舌戦を展開してきた。各候補者は8日午後8時まで「最後のお願い」に奔走した。
現職4人と新人1人の計5人(自民4人、無所属1人)が地盤とする地域などを軸にしのぎを削り、各陣営ともラストスパートをかけて選挙区内を巡回。前回改選(2019年)で議席を独占した自民の現職がそのまま保守の牙城を守り抜くのか、立憲民主と社民の推薦する新人が革新系の議席を復活させ、同選挙区初の女性県議が誕生するのか注目される。
投票は、午前7時〜午後6時。開票は津山総合体育館(津山市山北)、鏡野町中央公民館(同町竹田)、奈義町役場(同町豊沢)、勝央町公民館(同町勝間田)で8時15分から行われる。前回、津山市の開票作業終了は午後10時半頃だった。